元ポケモンレート勢のゲーム日記

ゲーム日記というかサブカル日記?

S8使用構築~まひるみPT~【ポケモンUSUMシングルレート】

 こんにちは皆さま!ラウです。

 今回はS8で使っていたPTの紹介をしたいと思います。…が、本当に勝てなかった…。今回のPTは80戦ほどしてようやくレート1600に乗せることが出来ました。なかなか勝てず本当に苦労したので、今回はテンション低めでお送りいたします。

 初めに今期の一貫したコンセプトを述べておきます。そのコンセプトとはずばり、「まひる」です。皆さまはまひるみをご存知でしょうか?相手を麻痺させて素早さを下げ、上から怯み技を打ち続けて倒す悪名高い戦法です。私はこのまひるみを全員で狙っていくPTを作れば、害悪すぎていっそ清々しいのではないかとの思いからまひるみパを使うことを決意しました。

 それではPT紹介です。

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「これのどこがまひるみ?」と思った方も多いことでしょう(しかもパルは印ではなくミズZです)。
 このPTは今期の最終構築です。今期は度重なるPT改造の結果、最終的にこうなりました。どのような経緯でこうなったのかを紹介したいので、今回の記事ではPTの変遷を見て頂きたいと思います。


まひるみパの変遷
 今期はPTのメンバーチェンジを4度行いました。まずは第一期のPTの紹介です。
1.
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 第一期のPTは、怯み界隈(?)で悪名を轟かせているサザングロス、ギャラ、印パル、キッスに加えてまひるみ界のルーキー、トゲデマルを組み込んだ夢のまひるみオールスターズとなっております。このPTを組んだ当初は負ける気がしなかったのですが、レートは甘くありませんでした。このPTはスカーフコケコなど、素早い電気ポケモンに滅法弱かったです(トゲデマルは避雷針ではなく頑丈です)。私は第一期での戦いから、麻痺にならない電気ポケモンまひるみパの天敵であることを学びました。


2.
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 続いて第二期のPTです。AガラガラとジャローダをPTに組み込み、電気タイプに厚くしました。特に電気タイプの選出を強烈に抑制してくれるAガラガラはまひるみパと相性が良く、最終構築まで入っています。また、ジャローダは蛇睨みで地面タイプに麻痺を撒くことが出来、なおかつまひるみパの苦手な電気・地面タイプに強いので良い感じでした。あと初速が速いポケモンが欲しかったのでコケコを採用しましたが、あまり活躍させてあげることが出来ませんでした。
 第二期のPTはバシャーモメガゲンガーが重すぎたため解散となりました。


3.
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 第三期のPTです。ついに…!麻痺界の王が降臨しました…。そう、化身ボルトロスです。前期のPTではジャローダより速いポケモンに身代わりをされると麻痺が撒けません。そこで悪戯心を持つ化身ボルト様の登場です。これで上から麻痺を撒きまくってやりたい放題する…、はずでした…。
 第三期のPTはゲッコウガが重すぎます。PTメンバー全員が上から弱点を突かれ、さらに悪タイプなので悪戯心も効きません。ちょうどその当時ゲッコウガのシングルレート使用率が3位に上がりゲッコウガが蔓延していたので、このPTも解散となりました。


4.
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 第四期のPTです。第三期のPTがランドなどの地面タイプをよく呼んでいたので、それを抑制するためにパルが入りました。あとゲッコウガを誘って粉砕するためにボルトロスを空を飛ぶZ型にしました。しかし珠冷ビを確定耐え出来ず、珠でなくても急所に当てられたり凍ったりと散々だったのですぐに変更になりました。


5.
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 そして冒頭に紹介したこのPTになりました。まひるみ要員がかなり減っています…。このPTの細かいコンセプトを紹介します。


コンセプト
 このPTのコンセプトは、積みポケによる敵数減らしとまひるみによる詰めです。文字より図で説明した方が分かりやすいと思うので、図を用意しました。

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 第一期~第四期のPTでは、初手に出す麻痺撒き要員が相手の2匹以上に麻痺を撒くことが難しかったです。麻痺さえ撒ければ後は怯み技を連打するだけでほぼ突破出来るため、麻痺った相手は倒したも同然になります。しかし、麻痺撒き要員が相手1匹にしか麻痺を撒けずに突破されることが多々あり、なかなか数の有利を取ることが出来ませんでした。そこで、最後のPTでは積みエースに相手の数を減らしてもらい、残った相手ポケモンまひるみで嵌めることにしました。

 それでは個体紹介です。


個体紹介
1.ゲッコウガ@気合のタスキ
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無邪気 激流
波乗り 水手裏剣 冷凍ビーム 岩石封じ
努力値:0-4-0-252-0-252
実数値:147-116-87-155-81-191

 現在ブレイク中の激流ゲッコウガくんです。重かったマンダ対策及び地面タイプの選出抑制を目的としています。実際にゲッコウガとパルを上に配置したことでかなり地面タイプが出て来なくなりました(逆に電気タイプが出て来るようになりました)。岩封はギャラ対策です、ギャラに舞われると試合が終わるので、ギャラには岩封を連打して裏のルカリオなどで倒していました。外れが怖かったですが一度も外さないでくれました。


2.パルシェン@ミズZ
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意地っ張り スキルリンク
氷柱針 ロックブラスト アクアブレイク 殻を破る
努力値:92-220-0-0-0-196
実数値:137-157-200-×-65-115

 鋼すら貫くミズZパルです。技構成は普通です。
 さてこのパルですが、努力値調整にかなり自信があります!Hが壁下でC特化テテフのサイキネ低乱1発(6.2%)、大抵の等倍特殊技なら耐えられます。Aがランク+2時に水Zで無振りメガグロス、H極振りガルド確1です。受けに来た鋼を吹き飛ばせます。最後にSが通常時に無振りミミッキュより1遅く、ランク+2時にランク+1準速101族抜きです。殻を破った後にミミッキュZを食らうと乱数1発で倒されてしまい、耐えたとしても影うちでやられます。ミミッキュはABが増えており、S無振りの個体に下から殴られる場面も増えると思うので、ミミッキュより1遅くしておくのは有効だと思います(挑発は知りません)。またこの調整だと殻を破った後にちょうどランク+1準速101族より速くなるので、メガバシャやスカーフレボルトに勝ちやすくなります。現環境での水Zパルの努力値振りとしてかなり自信があります!


3.ニャオニクス(オス)@脱出ボタン
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図太い 悪戯心
リフレクター 光の壁 電磁波 サイコキネシス
努力値:252-0-60-4-108-84
実数値:181-×-114-104-115-135

 悪戯心で壁を貼ったり電磁波を撒いたりするPTの核です。調整はニャオニクスを使って優れた結果を出されている方の丸パクリです。脱出ボタン型なので殴られずに積まれるとマズいですが、ニャオは欠伸がメジャーなのでほぼ積まれずに殴って来てくれます。
壁下でガルドのシャドボZを耐えたことがあり、すごかったです。


4.ルカリオルカリオナイト
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陽気 正義の心→適応力
インファイト バレットパンチ 地震 剣の舞
努力値:0-252-0-0-4-252
実数値:145-197-108-×-91-180

 パルと並ぶ積みエース枠です。努力値はASぶっぱですが、ガッサのマッパ確定耐えくらいは振った方が良いと思いました。このポケモンは本当に技構成で悩みました、技スぺが8つ欲しいです。


5.トゲキッス@こうかくレンズ
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臆病 天の恵み
エアスラッシュ 大文字 電磁波 羽休め
努力値:244-0-12-0-0-252
実数値:191-×-117-140-135-145

 誰もが恐れるまひるみ界の王、白い悪魔ことトゲキッス様です。そのまひるみ性能は段違いで、PTの最初から最後までずっと在籍していました。本当にお疲れ様です!
 技構成、努力値は普通ですが、持ち物が少し特殊かもしれません。まひるみパのキッスは残飯が多そうですが、私はこうかくレンズを採用しました。これを持つことでエアスラが100%、大文字が93%、電磁波が99%で当たるようになり、ひじょ~~~~~~に安定します。変な外し負けが減りかなりの安心感を得られるので、私はまひるみキッスの持ち物はこうかくレンズ一択だと思っています。
 この型のキッスは速い物理鋼ポケモンルカリオグロスカミツルギなど)と、電気タイプのポケモンには不利をとりますが、それ以外のポケモンに対してはまひるみの力でねじ伏せることが出来ます。ちなみにキッスはかなり硬いのでC252振りメガゲンのヘド爆であっても良い乱数で耐えます。


6.ガラガラ@太いホネ
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意地っ張り 避雷針
フレアドライブ シャドーボーン ホネブーメラン 雷パンチ
努力値:204-252-0-0-0-52
実数値:161-145-130-63-100-72

 相手の電気タイプ選出抑制枠、Aガラガラさんです。このポケモンもかなり初期からまひるみパにおり、お世話になりました。まひるみパは電気タイプが嫌すぎるので、電気タイプの選出を強烈に抑制出来るポケモンは必須だと思います。


結果と感想
 初めにも述べましたが、今期はなかなか勝てませんでした(最高レート1620)。
 全員でまひるみを狙っていくPTから徐々に路線変更していき、最終的に積みエース+まひるみ作戦が良い感じなのではないかと思いましたが上手くはまりませんでした。このご時世、どのPTも積みエース対策が充実していて上手く止められてしまい、苦しい展開になることが多かったです(スカーフコケコ、スカーフカミツルギ、トリルミミッキュなどなど)。また、まず麻痺を撒かなければいけないPTはどうしても展開するのが遅く、流れの早いバトルに付いていきづらいと感じました。
 さて、ここまで泣き言ですが良い収穫もありました。それはトゲキッスのポテンシャルの高さです。ミミッキュランドロスなどのトップメタを何もさせずに突破していくトゲキッスには可能性を感じたので、今後まひるみパでなくても使ってみたいと思っています。

 最後に、(ほぼいないと思いますが)これからまひるみパに挑戦しようとしている方がいた時のために、先輩としてアドバイスを3つほど残しておきます。
・電気タイプ対策をすべし(余裕があれば地面も)
・相手ポケモン複数体に麻痺を撒く工夫が必要
・切断されて初めて一人前

 以上!

 では、今回のPT紹介はここまでとなります。また次回お会いしましょう。サヨナラ!!


(以下にまひるみパ変遷のさなかに脱退していったメンバーの中で、良いなと思ったポケモンを2匹紹介するので良かったら見ていって下さい。)


自慢のまひるポケモンたち
1.電気玉投げつけるトゲデマル
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陽気 頑丈
ほっぺすりすり びりびりちくちく アイアンヘッド 投げつける
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:141-150-83-×-93-162

 まひるみ界のルーキー、3タテ経験あり。電気玉投げつけるにすることで地面タイプにも麻痺を撒くことが出来るようになります。麻痺撒き性能ではあのジャローダに負けないポケモンであると感じました。


2.空を飛ぶZ両刀化身ボルトロス
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のんき 悪戯心
電磁波 10万ボルト めざめるパワー氷 空を飛ぶ
努力値:244-0-92-0-172-0
実数値:185-135-112-145-122-117

 まひるみパが生み出してしまった超変態型化身ボルト。レート環境で使っているのは私一人だと思います。ゲッコウガとメガバシャが憎すぎてこうなりましたが、結構汎用性が高いです。化身ボルトはA種族値が115もあるので、無振りでも空を飛ぶZの火力がかなり出ます。調整はHBがA特化メガバシャのエッジ低乱1発(6.3%)、HDがゲッコウガの珠冷ビ乱数1発(50%)です(抑えられてない!?…珠ゲッコウガが来ないことを祈ってました)。
 ところでこのボルトはORASでランドを呼び出すためだけにGTS仕入れた個体でしたが、めざ氷の個体でした。性格がのんきで微妙かと思っていましたが、化身運用ならいいか、と思っていたところ、なんやかんやで空を飛ぶZになりました。両刀化身ボルトにおいてのんきは最高の性格だと思うので、GTSで私のもとに来てくれたこのおっさんに運命を感じました。

 皆さまも「のんき両刀空を飛ぶZ化身ボルトロス」、使ってみてはいかがでしょうか!