S13後半使用構築~ガルガブゲンボルトバシャスイクン~【ポケモンUSUMシングルレート】
こんみな!ラウです。
今回はS13の後半で使用していたPTを紹介したいと思います。
それではPT紹介です。
この並びに見覚えのある方は多いのではないでしょうか。そうです、「ガルガブゲンボルトバシャスイクン」と呼ばれる、6世代において優れた実績を残した並びです。「6世代対面厨パ」や「6世代結論パ」などとも呼ばれています。
私は「この並びを7世代で使ったらどれぐらい勝てるのか」という疑問と、「現代のレート戦士たちにエモさを届けたい」という思いからこのPTを使うことを決めました。そして、現環境でも戦えるようにカスタマイズを施しました。
先に最高・最終レートを載せておきますが、本PTは最高1870の最終1809でした。私事ですが、最近は安定して18台に乗せられるようになって来ており、自分の実力の向上を実感できて嬉しいです。
さて構築の話に戻りますが、今回は対面気味の構築であり、あまりストッパーとなるポケモンがいません。そのため、相手に積まれて全抜きされるということがないよう、S操作に力を入れています。
それでは個体紹介です。
個体紹介
1.ガルーラ@メガ石
陽気 早起き→親子愛
地震 岩石封じ 毒々 眠る
努力値:244-0-0-0-12-252
実数値:211-115-100-×-102-156 → 211-145-120-×-122-167
「初っ端から奇形!!??」
自慢の毒眠早起きガルーラ、型はマイナーだがけっこう強い。
毒の入る受けポケモン(カバ・サンダー・ポリ2・クレセなど)を毒眠でハメる。また、眠るを見た相手が眠った次のターンに積みポケに交代してきても、早起きのおかげでその次のターンに起きて岩封を打てるので起点にはならない。この動きはカバリザ相手によくやった。
ガルーラの早起きをご存じない方がけっこういるので思わぬアドを稼げることが多いが、メガすると特性が変わってしまうのでタイミングに気を付ける必要がある。
ここまで毒眠早起きについて述べてきたが、メガして岩封と地震を使いアタッカーとして戦うことも出来る。序盤は陰の戦いをしていたのに、急に攻めに転じる様は使っていて面白い。また、このガルは耐久に厚く振っているため、顎の竜Zやコケコの10万Zを耐えて返り討ちにすることも出来る。ガルが負けがちな7世代発の高速瞬間高火力アタッカーに対面から勝てる自慢の型である。
技は鋼に打点を持つための地震、起点回避のための岩封、コンセプトの毒々と眠るである。調整はDがDL対策、Sがリザウルガ意識で最速、残りH。
最後になったがこの型はゴーリにもそこそこ強い(普通ガルは強いのかも)。岩封で身代わりを割ってSを下げ、毒を入れる。このガルを使用中に2回ゴーリと戦ったが、どちらもこのガルーラが毒殺している。
2.ガブリアス@竜Z
陽気 鮫肌
地震 逆鱗 炎の牙 剣の舞
努力値:0-252-0-0-4-252
実数値:183-182-115-×-106-169
普通のAS竜Zガブ。崩し要員、刺さる相手にはとことん刺さる。
PTに炎技持ちがバシャしかいないので炎の牙を持っている。ヤのナットを破壊するのに役立ったが、この並びにハッサムは出て来ないので変更の余地あり。
最初はスカーフ持ちのストッパーとして使用していたが、裏に引きづらいPTであるため、地震や逆鱗をキャッチされた際によく不利になっていた。そこでPT全体で積まれないように工夫をすることで積みポケへの対策とし、スカーフを脱ぎ捨てた。
3.ゲンガー@気合の襷
無邪気 呪われボディ
シャドーボール ヘドロ爆弾 凍える風 叩き落とす
努力値:0-4-0-252-0-252
実数値:135-86-80-182-85-178
自慢の叩き落とすタスキゲンガー。初手に出して相手を荒らす。
この並びはとにかくスカーフテテフが重い。そこでこれに抗うために叩きゲンガーが爆誕したが、これが色々なポケモンに刺さった。絶対に読まれない叩き落とすで数々のキーアイテムを叩き落とし、アドを稼いだ。
・グライの毒々玉
・カビの半分回復実
・ポリ2の輝石
・テテフのスカーフ
・ドヒドのヘドロ
etc…
シャドボ・ヘド爆で1:1以上を取ったり、凍風で起点回避したり起点を作ったり、叩いたり。とても良い仕事をしてくれたゲンガーくん。ただし砂起こしの方々は苦手。
そして呪われボディが意外と強かった。ラス1のメガネコケコやスカーフテテフを縛って詰ませたことがあった。HP1になったとしてもZ空かしや呪われボディ利用に使えるので余裕があれば残しておく動きをしていた。
4.ボルトロス@電気Z
控えめ 悪戯心
10万ボルト 目覚めるパワー(氷) 悪巧み 電磁波
努力値:244-0-52-52-12-148
実数値:185-×-97-167-102-150
バトンエース兼電磁波によるストッパー。
バシャとセットで出すことが多い。バシャを見に来たマンダ・ギャラ・ランドに対してバトンから出す。バトンで出すことが多く、出した際に被弾するため悪巧みが積みづらかった。よって巧みの枠は変更の余地あり。マンムー、ヒトム、ドリュウズで止まるので気合玉にしても良いがどうせ当たらない。
ここまでレボルトで良くね?となりそうなことしか書いていないが、化身ボルトのアイデンティティである「電磁波」をもちろん搭載している。これによりある程度のストッパー性能を実現している。よく顎に後出しして麻痺を入れに行く動きをしていたが、麻痺を入れただけで倒されてしまうので少しもったいない気がした。
調整はHBが+1メガギャラの氷の牙低乱1発、HBCがA特化マンダの捨て身反動+めざ氷で確殺、HDがC252振り自在ゲッコの冷ビ低乱1発、Sが準速ミミッキュ抜き抜き。
5.バシャーモ@メガ石
意地っ張り 加速
フレアドライブ 飛び膝蹴り 守る バトンタッチ
努力値:12-252-4-0-4-236
実数値:157-189-91-×-91-130 → 157-233-101-×-101-150
普通のバトンバシャ、普通に強い。
バトン先はボルト、スイクン、ガブである。対面構築でバトンってやって良いのだろうか、なんか怒られそうである。
フレドラの反動を考えるのであれば、偶数にしてでもHPを増やしに行った方がいいのだろうか。有識者の意見を求む。
調整で意識したのはSが1加速で最速フェローチェ・準速スカーフテテフ抜きである。特にテテフは絶対に抜いておかなければならない。
6.スイクン@残飯
図太い プレッシャー
熱湯 守る 身代わり 瞑想
努力値:236-0-4-100-4-164
実数値:205-×-149-123-136-126
普通のノイクンである、5人ぐらい降参させた。
中途半端に毒や零度などで耐久ポケを崩しに行くよりも、瞑想とみがまもで積んでいった方が耐久ポケ以外にも刺さって汎用性が上がるということをノイクンで学ぶことが出来た。
また、バシャからバトンでつないだノイクンは強かった。
調整はHが地球投げを身代わりが耐える調整、HBが無振りグライの地震を身代わりが高確率耐え、HDがC補正C36振りポリ2の放電をD+1身代わりが高確率耐え、Sが最速カグヤ抜き抜き(☆5を獲得している挑発レヒレの育成論が最速カグヤ抜きなため)。
選出について
相手PTに刺さっているポケモンを投げるだけである。ただしゲンガーはなるべく初手。
使用率トップ30に対して有利なポケモン(2018/12/20時点の使用率)
ミミ スイクン(△)
ゲコ なし
ランド ゲン・ボルト・スイクン
マンダ ゲン・ボルト、積まれた場合 ボルト
リザ ガル・ガブ、積まれた場合 なし
カバ ガル・スイクン
コケコ ガル・ガブ・バシャ
ガルド ガブ・バシャ(△)、スイ
グロス バシャ・スイクン(△)
レヒレ ゲン・ボルト
テテフ ゲン・バシャ
ポリ2 ガル・バシャ
ギャラ ボルト・スイ(△) 積まれた場合 ボルト(△)
レボルト ガル(△)・ゲン・バシャ 高速移動された場合 なし
バシャ なし
ナット ガブ・バシャ
ゲン ガル・ガブ・バシャ
ガッサ ゲン
ドラン ガル・ガブ・バシャ・スイクン
カグヤ ボルト・バシャ・スイ
クチ ガブ・ボルト(△)・バシャ
アゴ ガル・ゲン Sブースト時 なし
バンギ ガル・ガブ・バシャ
ウルガ ガル・ガブ・バシャ 積まれた場合 なし
ルカ ガブ・ボルト・バシャ
ガブ ゲン・ボルト・スイクン
ツルギ ガブ(△)・バシャ
グライ ゲン・ボルト・スイ
マンムー スイ
ガル バシャ
どこかのサイトで6世代対面厨パはギミック系のPTに弱いと書いてあったが、まさにその通りだった。天候パ相手はそこそこ戦えたが、積みサイクルとトリパに対してはほとんど負けた。トリルからのメガネテテフとか絶対に勝てませんやめて下さいお願いします。
結果と感想
始めにも述べましたが、最高レートは1870で最終は1809でした。最高レート18台後半の私が1870まで行けたので、強者の方が使えば2000まで行けるのではないでしょうか。
PTを使ってみた感想としては、7世代においてもまだまだ現役で戦える並びであると感じました。しかし、ミミッキュとテテフが重かったです。この2匹についてはレートに潜る前から重いのではないかと考えていましたがその通りでした。対戦中、ずっと鋼枠が欲しいと嘆いていました。あとはクチートが嫌でした、誰もじゃれを受からないので。
さて、今回のPTもまずまずの結果を残すことが出来たので、QRレンタルに出したいと思います。6世代の感覚を味わってみたい方はぜひ使ってみて下さい!
では最後に、対戦中に撮れた良い写真を紹介して終わろうと思います。それがこちらです!
分かる人は分かると思いますが、お相手のPTは7世代における有名な並びである「共有パ」です。「6世代VS7世代」って感じがしてとてもエモいですよね!(ちなみにこの対戦は勝利しました)
昔流行った並びを使うことで、実は現代の環境に刺さるものが見つかるかもしれません(ノイクンが結構強かったので近いうちにまた使ってみたいです)。ということで皆さんも昔の構築で遊んでみてはいかがでしょうか。
それではまた次回お会いしましょう!サヨナラ!!